ナツボンのお休みだからどこに行く

知らない街を散歩するのが好き。横浜を中心に旅をして行きます

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横浜中華街で中国グッツの買い物と食べ歩き

中華街をお散歩したら、台湾の建国記念日でお祭りだった

中華街で『熊笹茶』を買うため横浜市営地下鉄で関内に行きました。

関内を降りると見えてくる横浜スタジアムは『2002東京オリンピック』のため改修工事をやっています。横浜ベイスターズはクライマックスシリーズを勝ち進んだら工事中のスタジアムで日本シリーズを戦うつもりだったんですかね。


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横浜スタジアムを抜けると中華街の門が見えてきます。すると遠くで「バンバンバン」と爆音が聞こえてきました。

 

10月10日は台湾の建国記念日だったんですね


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中国と台湾の建国記念日

もとは同じ国だったのですが建国記念日は別の日になっています。中国と台湾の歴史は太平洋戦争以前の話になります。

私なりに知っているのは、中国が清だったころにさかのぼります。300年近く続いた清王朝が力を無くし始め「中華民国」になりました。原因は民族紛争です。漢民族が多数派だったのに対して王朝は満州民族でした。うまく国が動いている時は良かったのですが、イギリスからのアヘンが原因で意識が低くなってしまったことや輸入禁止にしたことから「アヘン戦争」、そして「日清戦争」と時代が動いていきます。日本は満州南部と台湾を半植民地にしており日本そのものでした。植民地と言うと意味が悪いですが、私の解釈では「欧米諸国の攻撃がアジアに進んできているのを日本だけがそれを守ろうとしていた」といいように思っています。もし日本がおとなしくしていたら多分アジア圏はイギリスなどの植民地になっていたでしょうね。中国のような大国がそこまで弱くなっていました。そのような国民からの不満が中華民国をつくりました。「共産党」と「国民党」でなる政府でしたが、元の満州民族は日本と仲良くして満州国を作ります。清王朝最後の皇帝が映画『ラストエンペラー』となります。日本とは深い関係ですね。

満州や朝鮮半島の話は長くなるので戻しますと、共産党はソ連と仲良くなり、国民党は日本と仲良くします。孫文が率いた国民党と毛沢東率いる共産党は当初は仲良くしていましたが、孫文のあとを引き継いだ蒋介石は共産党弾圧を試みるようになります。しかしソ連から武器など豊富な共産党は力が強くなっていて蒋介石は厳しくなっていきます。しかも第二次世界大戦で日本が敗れてしまい後ろ盾を無くした国民党は台湾に逃げ新しい国家を作りました。日本は戦争で敗けてしまったので満州も台湾も中国に返還しています。

 

ここで問題ができました。毛沢東率いる共産党が『中華人民共和国』となり、蒋介石率いる国民党は台湾で『中華民国』として動き始めます。お互いの中国という名を偽物として考えていました。数年前までは台湾旅行に行くと中国本土には旅行に行けないなどありました。偽の政府からパスポートに判をもらったやつはこっちに来る資格なしと思われていたようです。中国からしたら台湾も中国の一部ですし、台湾も政府はこちらで中国はその一部という考え方でした。数年前に急に仲良くなりましたが、中国も大変な時代だったことがほんの数十年前のことだったんですね。

 

中国の建国記念日

1949年10月1日中華人民共和国(今の中国)は毛沢東が天安門広場に人を集め『中華人民共和国政府の成立を宣言』しました。中華民国(台湾)は孫文が清王朝打倒の革命を起こした日1911年10月10日が建国記念日です。どちらも『国慶節』と呼ぶそうです。台湾では『双十節』とも呼ばれるようです。


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横浜中華街でのお祭り

10月1日は世界中で国慶節のお祝いが行われるようです。私が行ったのは10月10日の台湾の方の国慶節でした。

中華街のメイン通りは人でいっぱいです。いつものように肉まんを食べながら歩くのはちょっと無理なぐらい人がいっぱいです。通りには映画やドラマで見るような竜に棒が付いたものを上下していたり、爆音で数百発の爆竹が鳴り響いていました。中国語だと思いますが、『平和』『友好』を大きな声で叫びながらのパレードも目を引きました。

 

また小さな幼稚園児が竜をみんなでもってパレードしている姿はとってもかわいかったです。


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中華街の裏通り

中華街のメイン通りの有名店はテレビやガイドブックですでに紹介されているでしょうが、裏通りにも美味しい店はたくさんあります。中華街の料理は20年くらい前までは高級な店が多くありましたが、最近ではランチだと1000円以下や食べ放題1600円と言う店が増えてきたように思います。


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私は昼に行くことが多いのでランチを何店舗も食べ歩きしました。一時期タンタンメンにはまって毎週行っていて、「ここはゴマが薄い」「めちゃ辛い」など行く店によって違いがかなりあります。外れる日もありますがそれが楽しかったです。また高級店ですが『聘珍楼』の甘栗は最高です。またスターバックスの向かいの路地を入ったところにあるパン屋『のり蔵』は小麦の香りが良くて何度も買いに行っています。



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『江戸清』の肉まんも好きですが、私は東門入口交差点にある『北京飯店』のやさいまんは絶品です。肉が入ってない分人気が無いのかも知れませんが味はかなり強めです。あっちこっちで食べ歩きたい人は『皇朝』の小さい肉まんです。看板には肉まんチャンピオンの店と大きく書いてあります。

私は猫舌なので好きではありませんが『焼小籠包』は土日祝日は大ぜい並んでいます。焼小籠包は食べ歩きできるように入れ物に入れてくれますが、熱いのでお店の脇の路地に座ったりして皆さん食べています。近くに自販機があるので必ず『冷たいウーロン茶』のご用意をお勧めします。


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中国雑貨や食品もあり、中国の街にいるみたい


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雑貨や中国の服、のりやお茶、食材などの店もあります。今日はクマザサ茶を買いに来たので食材屋さんへ。店の中にはお茶だけでなく調味料やお菓子などもあります。店に入ると気さくなご主人が「何を探しているの?」

私「クマザサ茶です。これって何に効きますか?」

ご主人「クマザサ茶は一番健康にいい」

私「特になにに効くんですか?」

ご主人「とにかく健康にいいんだよ」

前回もそうでしたがクマザサ茶の効能をご存知ないようです。毎回「健康にいい」しか言わないので面白いので行った人は試してみてください。場所は交番のところから横浜スタジアム方面に向かって右手です。聘珍楼の手前になります。ちなみに効能は「がんの抑制」「糖尿病予防」「血圧や血液をサラサラにする」「アレルギー」「胃腸」などです。

 

横濱媽祖廟はパワースポット

中華街の中にある中国のお寺です。中華街の文字の入った門は良くみますが、10の門があることを知っている人は少ないと思います。風水で作られた門に囲まれてあるのが『横濱媽祖廟』です。パワースポットとしても有名です。中に入ると日本のお寺とは明らかに違います。中国に来たみたいに海外そのものです。中国の方も多いので中国語がいっぱいです。今回は工事中だったので良い写真が撮れなくて残念でした。


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今日はお祭りであまり食べ歩きできませんでいたが、中国らしいお祭りを見れたので満足して帰ります。

 

今日買ったものは「聘珍楼の甘栗」「のり蔵のデニッシュとめろんぱん」「クマザサ茶」

 

次回の中華街は何か美味しいランチを紹介します